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スキンケア薬剤師ラボ

現役薬剤師ゆきちの美容・健康ブログ

医療・健康 #プレ更年期#更年期#女性ホルモン

【薬剤師が解説】プレ更年期って何?30代から始まる不調の原因と対策

👩‍⚕️ 薬剤師ゆきち

※広告・PRを含みます

※本記事は情報提供を目的としており、医師・薬剤師への相談の代わりになるものではありません。

「最近やたら疲れやすい」「イライラが止まらない」「なんとなく体の調子が悪い」——そんな不調を感じている30代の方、増えています。

それ、もしかすると**「プレ更年期」**が原因かもしれません。薬剤師として、ホルモンの仕組みから具体的な対策まで、わかりやすく解説します。


プレ更年期とは?

プレ更年期とは、更年期(閉経前後の45〜55歳ごろ)の手前、主に30代後半〜40代前半に起こるホルモンバランスの揺らぎによる不調の総称です。

📅 女性ホルモンの一生

〜20代

分泌ピーク

30代後半

プレ更年期

40〜50代

更年期

50代〜

閉経後

女性ホルモン(エストロゲン)は30代後半から少しずつ不安定になり始める

医学的な正式名称ではなく、**「更年期様症状が30代から出始める状態」**を指す言葉として広く使われています。


更年期との違い

項目プレ更年期更年期
年齢30代後半〜40代前半45〜55歳ごろ
ホルモン状態分泌量は維持されるが不安定急激に減少
生理不順になりやすい止まる(閉経)
症状の強さ比較的軽め・波があるより強く出やすい

プレ更年期の症状チェック

当てはまる症状をチェックしてみてください

理由もなくイライラしたり、落ち込んだりする
疲れやすく、休んでも疲れが取れない
生理周期が乱れてきた・経血量が変わった
肌が乾燥しやすくなった・くすみが気になる
頭痛・肩こりがひどくなった
眠れない・夜中に目が覚める
手足が冷えやすい・汗をかきやすい
集中力・記憶力が落ちた気がする
性欲が低下した
むくみやすくなった

なぜ30代から症状が出るの?

🔬 ホルモンの「揺らぎ」が問題

卵巣機能が少しずつ低下する

女性ホルモン(エストロゲン)をつくる卵巣の機能は、実は20代後半〜30代から少しずつ低下し始めます。

脳が「もっと出せ!」と指令を出す

ホルモンが不足しはじめると脳の視床下部が過剰に反応し、自律神経が乱れます。これが不調の正体です。

ストレス・睡眠不足が加速させる

現代の30代は仕事・育児・家事でストレスが多い世代。ストレスホルモン(コルチゾール)が女性ホルモンの分泌を乱しやすい。


ホルモンバランスが乱れる原因

⚠️ こんな生活習慣が悪化させる

😴

睡眠不足

6時間未満の睡眠でホルモン分泌が乱れる

🍩

糖質・脂質過多

血糖値スパイクがホルモンバランスを崩す

🚬

喫煙

エストロゲン代謝を乱し、閉経を早める

🍷

過度なアルコール

肝臓でのホルモン代謝に影響

😰

慢性的なストレス

コルチゾール過多でエストロゲンが乱れる

🏃

過度なダイエット

体脂肪が減りすぎると卵巣機能が低下


薬剤師がすすめる対策

✅ 今日からできる5つの対策

🌙

①睡眠を最優先にする

7〜8時間の質の良い睡眠が、ホルモン分泌を整える最大の対策。就寝90分前の入浴・スマホをやめる習慣を。

🥗

②大豆イソフラボンを摂る

大豆・豆腐・納豆・豆乳に含まれるイソフラボンはエストロゲンに似た働きをする植物性成分。1日40〜50mgが目安。

🚶

③軽い有酸素運動を習慣に

1日30分のウォーキングで、自律神経が整い・ストレスホルモンが減る。過度な運動は逆効果なので注意。

🌡️

④体を冷やさない

冷えは血流を悪化させ、卵巣・子宮への栄養供給を妨げる。腹巻き・湯船につかる習慣を。

🧘

⑤ストレスを「逃がす」仕組みを作る

深呼吸・瞑想・好きな趣味の時間。ストレスをゼロにするのは難しいが、意識的に発散することがホルモンを守る。


サプリ・食事で改善できる?

プレ更年期に役立つとされる主な栄養素と成分をご紹介します。

💊 プレ更年期に注目したい栄養素

大豆イソフラボン

含む食品:豆腐・納豆・豆乳

エストロゲン様作用・のぼせ・ほてりの軽減

マグネシウム

含む食品:ナッツ・海藻・豆類

PMS・イライラ・睡眠の質改善

ビタミンB6

含む食品:鶏肉・バナナ・ごま

ホルモン代謝のサポート・むくみ軽減

ビタミンE

含む食品:アーモンド・アボカド

血行改善・冷え・肌の乾燥改善

鉄分

含む食品:レバー・ほうれん草・牡蠣

貧血予防・疲れやすさの改善

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病院に行くべきサイン

🏥 こんな症状があれば婦人科へ

!

生理が3ヶ月以上止まった

!

月経量が急激に増えた・不正出血がある

!

日常生活に支障が出るほど症状がひどい

!

3ヶ月以上症状が続いている

!

急激な体重増加・体重減少がある

💡 婦人科では血液検査でホルモン値を測定できます。「なんとなく不調」でも気軽に相談してOKです。


よくある質問

Q. プレ更年期は治る?

A. 「治る」というより、ホルモンの揺らぎが落ち着けば症状は安定します。生活習慣の改善で症状が軽減するケースは多いです。ただし個人差があり、症状が強い場合は婦人科でホルモン補充療法(HRT)などの選択肢もあります。

Q. 妊娠に影響する?

A. プレ更年期でも妊娠は可能ですが、卵巣機能が低下しているため妊娠しにくくなっている可能性があります。妊娠を希望する場合は、早めに婦人科・不妊外来に相談することをおすすめします。

Q. 低用量ピルは効果ある?

A. PMSや生理不順の改善に有効な場合があります。ホルモンバランスを整える効果が期待できますが、副作用もあるため必ず婦人科医に相談して処方してもらってください。

Q. 漢方薬は効く?

A. 当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸などが更年期・PMS症状に使われます。体質によって効くものが違うため、漢方専門の医師や薬剤師に相談するのがベストです。

Q. 男性にもプレ更年期はある?

A. はい、男性にも「LOH症候群(男性更年期障害)」があります。40〜50代に男性ホルモン(テストステロン)が低下し、疲労感・うつ症状・性欲低下などが現れます。


プレ更年期は「気のせい」ではありません。ホルモンの変化によるれっきとした体の変化です。まずは生活習慣の見直しから始め、症状がつらい場合は婦人科に相談することをためらわないでください。

参考文献:日本産科婦人科学会. 更年期障害の治療ガイドライン2023. / Freeman EW, et al. Arch Gen Psychiatry. 2004;61(1):62-70. / Soules MR, et al. Fertil Steril. 2001;76(5):874-878. / 厚生労働省. 女性の健康推進室. ヘルスケアラボ.

免責事項:本記事は医療情報の提供を目的としており、診断・治療を推奨するものではありません。症状が続く場合は婦人科・産婦人科にご相談ください。薬機法および医療広告ガイドラインを遵守し、個人的見解として記述しています。