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スキンケア薬剤師ラボ

現役薬剤師ゆきちの美容・健康ブログ

美容・スキンケア #飲む日焼け止め#UV対策#ヘリオケア

【薬剤師が本音で解説】飲む日焼け止めは効果ある?成分・限界・正しい使い方まで

👩‍⚕️ 薬剤師ゆきち

※広告・PRを含みます

※本記事は情報提供を目的としており、医師・薬剤師への相談の代わりになるものではありません。


「飲む日焼け止め」は存在する?しない?

結論から言います。

「飲む日焼け止め」という名前の商品は存在しますが、“飲むだけでSPF相当のUVカットができる”商品は存在しません。

これは薬剤師として断言できます。

「え、じゃあ詐欺なの?」と思った方、少し待ってください。

正確には、「飲む日焼け止め」と呼ばれる商品の多くはUV防御を補助する抗酸化サプリです。紫外線を物理的にブロックするのではなく、紫外線によって発生する活性酸素のダメージを内側から軽減するという仕組みです。

効果がゼロとは言いません。ただし、塗る日焼け止めの代わりにはなりません。

この記事では、人気成分のエビデンスを正直に評価した上で、正しい活用法をお伝えします。


人気成分の実力を薬剤師が評価

① ポリポジウム・ロイコトモス(Heliocare の主成分)

薬剤師評価:★★★☆☆ 最もエビデンスがある成分

シダ植物由来の抗酸化成分。「飲む日焼け止め」の中では最も臨床研究が多い成分です。

主な研究結果:

  • 紫外線による赤み(紅斑)の発生を抑制
  • 日焼け後の炎症を軽減
  • 光老化(シミ・シワの進行)の抑制に関与する可能性

ただし重要な注意点として、研究で使われた用量は1日240〜480mg。市販サプリでこの量が入っているか確認が必要です。

これは紫外線を「ブロック」するのではなく、「ダメージを軽減する」成分です。塗る日焼け止めなしで外出するのは絶対にNG。


② アスタキサンチン

薬剤師評価:★★☆☆☆ 抗酸化作用はあるが、UV対策としての研究は限定的

サーモンやエビに含まれる赤い色素。強力な抗酸化作用を持ち、「飲む日焼け止め」として売られることも多いです。

抗酸化力は確かに高く、肌の酸化ストレス軽減への貢献は期待できます。ただしUVを防ぐという直接的なエビデンスは限られており、「日焼け止め」という名称は過剰表現と感じます。

美容目的(肌の老化対策)には有用な成分ですが、UV対策としての過度な期待は禁物。


③ リコピン(トマト由来)

薬剤師評価:★★☆☆☆ 食事から摂るのが現実的

トマトに含まれる赤い色素。一部の研究で光保護効果が示されていますが、効果が出るには継続的な高用量摂取が必要で、サプリより毎日トマトを食べる方が現実的かもしれません。


④ ビタミンC・E(高用量)

薬剤師評価:★★★☆☆ UV後のケアとして有用

ビタミンCとEを組み合わせた高用量サプリは、紫外線照射後の酸化ダメージを軽減する効果が複数の研究で示されています。

特にビタミンCはコラーゲン合成にも関わるため、UV後の肌ケア・美白目的にも有効です。ただし「飲むだけでUVカット」ではなく、あくまでダメージ軽減のサポートです。

出典:Amazon

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⑤ フラバンジェノール・ピクノジェノール(松樹皮エキス)

薬剤師評価:★★☆☆☆ 一定の研究あるが量と質に課題

松樹皮から抽出されるポリフェノール。抗酸化・抗炎症作用があり、シミ改善の研究もあります。ただし研究数がまだ少なく、「UV対策」として推奨するには根拠が十分ではないと感じます。


塗る日焼け止めとの決定的な違い

塗る日焼け止め飲む日焼け止め(サプリ)
UVカットの仕組み紫外線を物理的・化学的にブロックUV後の酸化ダメージを軽減
効果の即効性塗れば即効果継続摂取が必要(数週間〜)
カバーできる部位塗った部分のみ全身(頭皮・目の周りなど塗れない部分も)
塗り直しの必要2〜3時間ごとに必要1日1〜2回の服用でOK
白浮き・べたつきあり(商品による)なし
SPF・PA値明確な数値あり表示できない(医薬品ではないため)

飲む日焼け止めが唯一優れている点は、頭皮・目の周り・耳の後ろなど塗りにくい部分をカバーできることです。

これは塗る日焼け止めでは難しい部分で、全身を内側からサポートするという意味では確かなメリットがあります。


「飲む日焼け止め」が向いている人・向いていない人

向いている人 ✅

  • 塗る日焼け止めと組み合わせてさらに万全にしたい人
  • 頭皮や目周りなど塗れない部分が気になる人
  • 日焼け後のシミ・炎症ケアに力を入れたい人
  • アウトドア・海・スポーツで長時間紫外線を浴びる機会が多い人
  • 光老化(シミ・シワ)対策を内外から徹底したい人

向いていない人 ❌

  • 塗る日焼け止めをやめてこれだけで済ませようとしている人
  • 「飲むだけでSPF50相当の効果」を期待している人
  • コスパだけで日焼け止めを選びたい人(塗る日焼け止めの方が圧倒的に安価で確実)

正しい使い方・組み合わせ方

基本の考え方

飲む日焼け止め=塗る日焼け止めの「補助」

この認識さえ持てれば、賢く活用できます。

推奨の組み合わせ

薬剤師おすすめのUV対策3層構造

塗る日焼け止め(SPF30〜50) ← これが絶対の基本
飲む日焼け止め(ポリポジウム系) ← 内側からサポート
日傘・帽子・UVカットウェア ← 物理的にブロック

この3つを組み合わせることで、最大限のUV対策になります。

飲むタイミング

  • 外出30〜60分前に飲むことを推奨している商品が多い
  • 食後に飲むと胃への負担が少ない
  • 継続摂取が重要(単発では効果が出にくい)

ビタミンCとの相性

ポリポジウムやアスタキサンチンは、ビタミンCと組み合わせることで抗酸化効果が高まるとされています。UV対策サプリを飲む日はビタミンCも一緒に摂るのがおすすめです。


Q&A

Q. 飲む日焼け止めだけで外出しても大丈夫ですか?

大丈夫ではありません。飲む日焼け止めには紫外線を物理的にブロックする力はなく、SPFもPAもゼロです。塗る日焼け止めは必ず併用してください。


Q. 毎日飲み続けないと効果がないですか?

はい、基本的に継続摂取が前提です。日焼けが心配な日だけ飲んでも即効性はありません。UV対策として活用するなら、UVの強い季節(4〜9月)は毎日継続することをおすすめします。


Q. 副作用はありますか?

ポリポジウム・ロイコトモスは安全性の研究が比較的多く、通常用量では大きな副作用報告はありません。ただし、アレルギー体質の方やシダ植物アレルギーがある方は注意が必要です。妊娠中・授乳中の方は使用前に医師に相談してください。


Q. ヘリオケアとドラッグストアの安いサプリ、どっちがいいですか?

成分の含有量と研究の質が違います。ヘリオケアはポリポジウム・ロイコトモスの研究で使われた用量に近い量が入っています。安価な商品は含有量が少ない場合があるため、成分量をラベルで確認することが大切です。


Q. 子どもや男性にも使えますか?

子どもへの使用は製品の推奨年齢を確認してください。男性にも使用可能な成分です。男性は日焼け止めを塗りたがらない方も多いため、飲むタイプとの組み合わせは有効な選択肢です。


まとめ

項目結論
効果はある?ゼロではない。でも「塗る日焼け止め」の代替にはならない
最もエビデンスがある成分ポリポジウム・ロイコトモス(ヘリオケアの主成分)
正しい使い方塗る日焼け止め+飲む日焼け止めの併用
向いている人UV対策を内外から徹底したい・頭皮・目周りが気になる人
注意点これだけで外出はNG・継続摂取が必要

「飲む日焼け止め」は、正しく理解して塗る日焼け止めと組み合わせれば、UV対策の強力な味方になります。「飲むだけで完璧」という誤解さえ持たなければ、試す価値は十分あります。 この記事は薬剤師による情報提供を目的としており、医療行為ではありません。サプリの使用については医師・薬剤師にご相談ください。