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スキンケア薬剤師ラボ

現役薬剤師ゆきちの美容・健康ブログ

美容・スキンケア #日焼け止め#SPF#PA値

【薬剤師が解説】日焼け止めの選び方|SPF・PA値の意味・肌質別おすすめ・塗り直しのコツ

👩‍⚕️ 薬剤師ゆきち

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なつきさん なつきさん

日焼け止めってSPF50とかPA++++とか数字がいっぱいあってどれを選べばいいのか分からなくて…。

ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

SPFとPAは全然別の意味を持っています。組み合わせを正しく理解すると、自分の生活スタイルに合った日焼け止めがすぐ選べるようになりますよ。


目次

  1. SPFとPA値の正しい意味
  2. シーン別・肌質別の選び方
  3. 紫外線吸収剤と散乱剤の違い
  4. 正しい塗り方と量
  5. 塗り直しのタイミング
  6. やりがちな日焼け止めのNG

SPFとPA値の正しい意味

SPF(Sun Protection Factor)

UVB(肌が赤くなる紫外線)をどれだけ防ぐかを示す数値です。

SPF値UVBカット率用途
SPF15約93%日常の外出・曇り
SPF30約97%通勤・買い物
SPF50約98%屋外スポーツ・海・山
SPF50+98%以上長時間の屋外活動
ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

SPF15とSPF50のカット率の差はわずか5%です。数字が大きいほど肌への負担も上がりやすいので、日常使いはSPF30〜50で十分。SPF50+は海や登山など強い紫外線にさらされる日だけで大丈夫です。

PA(Protection grade of UVA)

UVA(シミ・たるみの原因となる紫外線)をどれだけ防ぐかを示します。

PA値効果
PA+UVAカット効果あり
PA++UVAカット効果かなりあり
PA+++UVAカット効果非常にあり
PA++++UVAカット効果極めて高い
ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

UVAは雲や窓ガラスを透過します。曇りの日・室内にいる日でもPA++以上を選ぶのが正解です。シミ・たるみ予防が目的なら、日常使いでもPA+++以上を選びましょう。


シーン別・肌質別の選び方

シーン別おすすめ

シーンおすすめのSPF/PA
室内中心の日SPF20〜30 / PA++
通勤・買い物SPF30〜50 / PA+++
屋外スポーツ・レジャーSPF50+ / PA++++
海・山・スキーSPF50+ / PA++++ + ウォータープルーフ

肌質別の選び方

乾燥肌・敏感肌 → ノンケミカル(紫外線散乱剤)タイプ・保湿成分入り
脂性肌・混合肌 → サラサラ仕上げのジェル・ミルクタイプ
ニキビ・毛穴が気になる → ノンコメドジェニックテスト済み
子ども・赤ちゃん → 紫外線散乱剤のみ・無添加・低刺激
メイクの上から使いたい → スプレー・パウダータイプ

紫外線吸収剤と散乱剤の違い

日焼け止めの成分は大きく2種類に分かれます。

紫外線吸収剤(ケミカルフィルター)

紫外線を化学反応で吸収・熱に変換して肌を守るタイプ。

  • 透明感が出てテクスチャーが軽い
  • 白浮きしにくい
  • 肌への刺激が出やすい場合がある(敏感肌・子どもは注意)
  • 代表成分:メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル

紫外線散乱剤(ノンケミカル・ミネラルフィルター)

紫外線を物理的に反射・散乱させて肌を守るタイプ。

  • 肌への負担が少ない
  • 敏感肌・子ども・妊娠中にも使いやすい
  • やや白浮きしやすい
  • 代表成分:酸化亜鉛、酸化チタン
ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

「ノンケミカル=肌に優しい」と覚えてください。敏感肌の方や赤ちゃんには紫外線散乱剤のみを使った製品をおすすめします。最近は白浮きを改善した散乱剤タイプも増えています。


正しい塗り方と量

量が足りないと効果が半減する

日焼け止めの効果はSPF値通りに出るためには、規定量をしっかり塗ることが必須です。

顔全体体(腕1本)
約1〜2円玉2枚分(約1g)手のひら1杯分
ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

実際には多くの方が必要量の半分以下しか塗っていないのが現実です。少ない量だとSPF50でもSPF10程度の効果しか出ないこともあります。「多いかな」と思うくらいがちょうどいい。

正しい塗り方

  1. 化粧水・乳液が完全になじんでから塗る
  2. 顔全体に点置きしてから広げる
  3. こすらずやさしくなじませる
  4. 首・耳・デコルテも忘れずに
  5. 目周りは指の腹でやさしく

塗り直しのタイミング

なつきさん なつきさん

日焼け止めって一度塗れば1日中効くんじゃないですか?

ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

それが大きな誤解です。日焼け止めは汗・皮脂・摩擦で落ちるため、定期的な塗り直しが必要です。

状況塗り直しの目安
室内・日常2〜3時間ごと
屋外・汗をかく1〜2時間ごと
水に入った後上がるたびに
タオルで拭いた後毎回

塗り直し方法

  • メイクなし:そのまま上から重ね塗りでOK
  • メイクあり:スプレータイプ・パウダータイプ日焼け止めをON
  • リップも紫外線対策が必要(SPF入りリップを使う)

やりがちな日焼け止めのNG

NG① 朝だけ塗って1日中放置

汗や皮脂で2〜3時間で落ちてしまいます。

NG② 曇りの日・冬は塗らない

UVAは雲を透過し、冬でも量は減っても降り注ぎます。シミ・たるみ予防には365日の紫外線対策が必要。

NG③ 顔だけ塗って首・デコルテは塗らない

首・デコルテは顔より皮膚が薄く、シミや老化が出やすい。忘れずに。

NG④ SPFの数字だけ見て選ぶ

SPFが高くてもPA値が低ければシミ・たるみの原因UVAは防げません。SPFとPAの両方を確認してください。

NG⑤ 日焼け止め下地で代用する

日焼け止め効果のある下地は塗布量が少ないため、表記通りの効果が出にくい。日焼け止めは単品で使うのが基本。

ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

正直に言うと「日焼け止めを正しく使えている人」はかなり少ないです。量・塗り直し・範囲の3つを意識するだけで、5年後10年後の肌が変わります。


まとめ

  • SPFはUVB、PAはUVAをカットする指標で意味が違う
  • 日常使いはSPF30〜50・PA+++が目安
  • 敏感肌・子どもには**紫外線散乱剤(ノンケミカル)**タイプ
  • 効果を出すには**規定量(顔に約1g)**をしっかり塗る
  • 2〜3時間ごとに塗り直すのが基本
  • 曇り・冬・室内でも紫外線対策は必要 この記事は薬剤師・化粧品成分検定1級取得者による情報提供を目的としており、医療行為ではありません。肌トラブルが続く場合は皮膚科にご相談ください。