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スキンケア薬剤師ラボ

現役薬剤師ゆきちの美容・健康ブログ

化粧品成分 #シャンプー#頭皮ケア#抜け毛

【薬剤師が成分解説】シャンプーの正しい選び方|頭皮トラブル・抜け毛・フケ別に徹底ガイド

👩‍⚕️ 薬剤師ゆきち

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なつきさん なつきさん

シャンプーって何を選べばいいんですか?高いものが良いのか、安いものでも大丈夫なのか…毎回迷ってしまいます。

ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

シャンプー選びで最も重要なのは「価格」ではなく「洗浄成分」です。成分を見るポイントを知れば、ドラッグストアの商品でも正しく選べます。


目次

  1. シャンプーで最重要な「洗浄成分」とは
  2. 洗浄成分の種類と特徴
  3. 頭皮タイプ別おすすめ成分
  4. 避けるべき成分・注意成分
  5. 正しい洗い方で効果が変わる
  6. 頭皮トラブル別ケアガイド

シャンプーで最重要な「洗浄成分」とは

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シャンプーの成分表示を見たことがありますか?成分は配合量が多い順に記載されています。最初の方に書かれている成分が、そのシャンプーの主役です。

シャンプーは90%近くが水と洗浄成分でできています。香り・コンディショニング成分・美容成分はほんの数%。つまり、洗浄成分の質がシャンプーの質をほぼ決めるといっても過言ではありません。

成分表示の読み方

成分表示の最初のほうに出てくる「〇〇Na」「〇〇K」「〇〇TEA」などがシャンプーの洗浄成分です。これを確認するクセをつけましょう。


洗浄成分の種類と特徴

① アミノ酸系(低刺激・おすすめ)

成分名特徴
ラウロイルグルタミン酸Na最も刺激が少ない。保湿力も高い
ラウロイルメチルアラニンNa泡立ちが良く洗浄力もほどよい
コカミドプロピルベタイン両性界面活性剤。刺激が少なく泡質が良い
ラウロイルサルコシンNa抗菌作用あり。フケ予防にも
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アミノ酸系洗浄成分は、肌(頭皮)と同じ弱酸性に近い性質を持っています。必要な皮脂を残しながら汚れだけを落とすので、乾燥・敏感肌・細毛の方に特におすすめです。

② ベタイン系(マイルド)

  • コカミドプロピルベタインが代表的
  • アミノ酸系よりやや洗浄力が強い
  • 泡立ちが良く使用感が◎
  • アミノ酸系と組み合わせてよく使われる

③ 高級アルコール系(刺激あり・注意)

成分名特徴
ラウレス硫酸Na(SLES)最もよく使われる。洗浄力が強く刺激あり
ラウリル硫酸Na(SLS)SLESより刺激が強い。頭皮への負担大
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na洗浄力が強い。泡立ちは良い
なつきさん なつきさん

「ラウレス硫酸Na」って有名ですよね。よく市販のシャンプーに入ってますけど、ダメなんですか?

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完全にダメではないですが、頭皮が弱い方・乾燥が気になる方には向かないことが多いです。洗浄力が強すぎて必要な皮脂まで落としてしまい、かえって皮脂分泌が増えてベタつく「乾燥性脂性頭皮」になりやすいんです。

④ 石けん系(さっぱり・アルカリ性)

  • 石けん素地・脂肪酸Naが代表的
  • 洗浄力は高く、さっぱり感が強い
  • アルカリ性のため頭皮・毛髪に刺激になる場合も
  • リンスが必須(キューティクルを閉じるため)

頭皮タイプ別おすすめ成分チェック

乾燥・かゆみが気になる → アミノ酸系(ラウロイルグルタミン酸Na)
皮脂・べたつきが多い → ベタイン系+ラウレス硫酸Na少量配合
フケ・かゆみが慢性的 → ピロクトンオラミン・ミコナゾール配合
抜け毛が気になる → ケトコナゾール・ビオチン・亜鉛配合
細毛・ハリコシが欲しい → タンパク質加水分解物(ケラチン・コラーゲン)配合

注目の頭皮ケア成分

育毛・抜け毛予防に関わる成分

成分働き
ビオチン(ビタミンH)ケラチン合成に必須。毛髪の強化
亜鉛(ジンク)5α還元酵素を抑制。男性型脱毛に関与
ナイアシンアミド頭皮の血行促進・セラミド合成
ペンタデカン酸毛包への栄養供給をサポート
センブリエキス血行促進。育毛剤にも配合される植物エキス

フケ・かゆみ対策成分

成分特徴
ピロクトンオラミン抗真菌作用。フケの原因菌(マラセチア)を抑制
サリチル酸角質除去(ピーリング)作用。フケを剥がす
グリチルリチン酸2K抗炎症作用。頭皮の赤み・かゆみを鎮める
ジンクピリチオン強力な抗菌・抗真菌作用。フケ専用薬用シャンプーに

避けるべき成分・注意成分

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成分によっては頭皮トラブルの原因になることがあります。気になる症状がある方はチェックしてみてください。

成分注意が必要な理由
ラウリル硫酸Na(SLS)強すぎる洗浄力。頭皮バリアを壊す
合成香料アレルギー・接触皮膚炎の原因になりやすい
パラベン(防腐剤)敏感肌で反応が出ることがある(ただし低濃度では一般的に安全)
シリコン(ジメチコン等)毛髪コーティング。ノンシリコンが良い場合も悪い場合も
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「シリコン=悪い」は誤解です。シリコンはキューティクルを保護して枝毛・切れ毛を防ぐ効果があります。髪が傷んでいる方にはむしろ有効。ただし頭皮に残留すると毛穴を塞ぐ可能性があるので、シャンプーのすすぎを丁寧に行うことが大切です。


正しい洗い方で効果が変わる

どんなに良いシャンプーでも、洗い方が間違っていると効果半減です。

ステップ1:お湯で予洗い(1〜2分)

シャンプー前にぬるま湯(38〜40℃)で頭皮をしっかり濡らすことで、汚れの約70%が落ちます。これだけで泡立ちも良くなります。

ステップ2:シャンプーを泡立てから使う

手のひらで軽く泡立ててから頭皮につけると、摩擦が減り頭皮への刺激が少なくなります。

ステップ3:指の腹でマッサージ(1〜2分)

爪を立てず、指の腹で頭皮を動かすように洗います。毛髪より「頭皮」を洗うイメージで。

ステップ4:すすぎは丁寧に(2〜3分)

すすぎ不足はシャンプー残留→頭皮トラブルの原因に。耳の後ろ・うなじ・もみあげは残りやすいので念入りに。


頭皮トラブル別ケアガイド

フケがひどい場合

ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

フケには2種類あります。**乾性フケ(白くパラパラ)脂性フケ(黄色っぽくベタベタ)**です。原因が違うのでケアも異なります。

フケの種類原因対策
乾性フケ頭皮の乾燥・過度な洗浄アミノ酸系シャンプー+保湿
脂性フケマラセチア菌の増殖抗真菌成分(ピロクトンオラミン)配合シャンプー

市販薬の**「ニゾラールシャンプー」**はケトコナゾール配合の医薬部外品で、脂性フケに高い効果があります。

抜け毛が増えた場合

ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

1日50〜100本の抜け毛は正常範囲です。それ以上続く場合、原因として考えられるのは①栄養不足②ストレス③ホルモンバランス④頭皮環境の悪化です。

  • 鉄分・亜鉛・ビオチンの不足が抜け毛に直結することが多い
  • 女性の産後・ダイエット後の抜け毛は栄養不足が主因
  • 改善しない場合は皮膚科・AGAクリニック

頭皮のかゆみ・赤みが続く場合

市販のシャンプーで改善しない頭皮のかゆみ・赤みは脂漏性皮膚炎の可能性があります。皮膚科でケトコナゾールシャンプー(処方薬)を処方してもらうことができます。


まとめ

  • シャンプー選びは洗浄成分で決まる
  • 敏感肌・乾燥頭皮にはアミノ酸系(ラウロイルグルタミン酸Na)
  • フケにはピロクトンオラミン・ジンクピリチオン配合を
  • 抜け毛にはビオチン・亜鉛・センブリエキス配合を
  • シリコンは一概に悪くない。すすぎを丁寧に
  • 正しい洗い方(予洗い・指の腹・丁寧なすすぎ)が最重要
ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

成分表示を見ると「ラウロイル〇〇」と書いてあればアミノ酸系の可能性が高いです。ドラッグストアで迷ったときは、まずそこをチェックしてみてください。

この記事は薬剤師・化粧品成分検定1級取得者による情報提供を目的としており、医療行為ではありません。頭皮トラブルが続く場合は皮膚科を受診してください。