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スキンケア薬剤師ラボ

現役薬剤師ゆきちの美容・健康ブログ

美容・スキンケア #リップクリーム 選び方#リップクリーム おすすめ#唇 荒れ

リップクリームの選び方|薬剤師×化粧品成分検定1級が医薬品・医薬部外品・化粧品の違いで解説

👩‍⚕️ 薬剤師ゆきち

※広告・PRを含みます

なつきさん なつきさん

ゆきちさん、リップクリームっていろんな種類があって、結局どれを選べばいいか分からないんです。「薬用」って書いてあるものとそうでないもの、何が違うんですか?唇が荒れてるときと、ただの乾燥のときで選び方は変わりますか?

ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

とてもいい質問です!リップクリームは、実は「医薬品」「医薬部外品(薬用)」「化粧品」の3つに分かれていて、選び方の大事なポイントなんです。荒れているときと、予防したいときでは選ぶべきものが変わります。今日は薬剤師×化粧品成分検定1級の視点で、リップクリームの選び方を成分と分類の両面から、わかりやすく解説します。読み終わるころには、自分の唇の状態に合う一本が選べるようになりますよ。

※本記事は情報提供を目的としており、医師・薬剤師への相談の代わりになるものではありません。


結論:リップは「唇の状態×分類」で選ぶ

先に結論からお伝えします。リップクリーム選びで大切なのは「今の唇の状態」と「製品の分類(医薬品・医薬部外品・化粧品)」を合わせることです。 なんとなく毎年同じもの、で選ぶと「荒れているのに予防用を使っていた」とミスマッチが起こりがちです。

唇は皮膚がとても薄く、皮脂腺がほとんどないため乾燥しやすい部位。だからこそ、選ぶ軸はシンプルに2つです。

失敗しないリップクリーム選びの結論

  • ① 今の唇の状態を見極める(予防したい/乾燥/荒れ・ひび割れ)
  • ② 状態に合った分類を選ぶ(化粧品=保湿、薬用=荒れ予防、医薬品=荒れの手当て)

荒れがつらいときに保湿だけのものを使っても物足りず、健康な唇に医薬品を使い続ける必要もありません。状態に合わせることが一番の近道です。理由を順番に解説していきますね。


医薬品・医薬部外品・化粧品の違い

リップクリームを選ぶうえで、一番知っておいてほしいのがこの3分類です。薬剤師の視点で、わかりやすく整理します。

分類位置づけ向いている状態
化粧品うるおいを与え、乾燥を防ぐ日常の保湿・予防
医薬部外品(薬用)有効成分で荒れ・乾燥を防ぐ荒れやすい・予防を強化したい
医薬品荒れた唇の手当て(治療目的)すでに荒れている・ひび割れ

ポイントをやさしくまとめると——

💡 薬剤師メモ:「予防・保湿」なら化粧品や薬用、「もう荒れてしまった」なら医薬品、というのが大きな分かれ道。パッケージに「第3類医薬品」と書かれていれば医薬品、「医薬部外品」「薬用」なら医薬部外品、どちらも無ければ化粧品です。買うときにここを見るだけで、選び方がぐっと正確になります。

なお、医薬品のリップは「荒れた唇の手当て」を目的にしたもの。気になる症状が長引く・悪化するときは、自己判断で使い続けず皮膚科に相談しましょう。


リップクリームを比較表でチェック

分類に加えて、目的別のタイプでも整理してみましょう。組み合わせて考えると、ぐっと選びやすくなります。

タイプ主な特徴向いている人
高保湿タイプワセリン・シアバターなどでしっとり乾燥が強い・夜の集中ケア
薬用タイプ有効成分で荒れ・乾燥を防ぐ荒れやすい・しっかり予防したい
UVカットタイプSPF・PA表示あり、紫外線対策屋外・日中の唇ケア

※成分名や配合・分類は製品によって異なります。購入時はパッケージの「分類」「成分」「使用方法」を確認してください。

なつきさん なつきさん

分類とタイプを組み合わせて考えるんですね!じゃあ、その成分は具体的にどんな働きをしているんですか?


成分で選ぶ|薬剤師が見ている成分

リップクリームの使い心地や役割は「どんな成分が入っているか」で決まります。化粧品成分検定の視点で、代表的な成分を働き別に整理します。

① うるおいにフタをする保護成分

ワセリン・シアバター・植物オイルなどは、唇の表面に膜をつくって水分の蒸発を防ぐ働きがあります。乾燥対策の基本となる成分で、しっとり感が長く続きやすいのが特徴です。

② うるおいを与える保湿成分

ヒアルロン酸・グリセリン・ハチミツなどは、うるおいを与えて保つ成分。保護成分と組み合わせることで、「与えて」「閉じ込める」両方ができます。

③ 薬用リップの有効成分

ビタミンE・グリチルレチン酸・アラントインなどは、医薬部外品(薬用)リップに「荒れ・乾燥を防ぐ」目的の有効成分として配合されることがあります。荒れやすい方の予防に向いています。

⚠️ 注意:香料・着色料・メントールなどが刺激になる方もいます。荒れているときは、これらを抑えたシンプルな処方を選ぶと安心です。塗ってピリつく・悪化する場合は使用を中止しましょう。


悩み別の選び方とおすすめ

ここからは具体的に「こんな唇にはこのタイプ」という選び方をご紹介します。タイプの目安として商品も挙げますが、最終的には店頭で分類・成分を確認し、自分の唇の状態に合わせて選んでくださいね。荒れがつらい場合は医薬品や皮膚科も検討しましょう。

強い乾燥・夜の集中ケアに|高保湿タイプ

「唇がカサカサして皮がむける」「夜にしっかりケアしたい」方には、ワセリンやシアバターなど保護成分が中心の高保湿タイプがおすすめ。寝る前にたっぷり塗ると、しっとり感が続きやすいです。

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荒れやすい・しっかり予防したい人に|薬用タイプ

季節の変わり目に唇が荒れやすい、繰り返しカサつくという方には、有効成分配合の薬用(医薬部外品)タイプが選択肢。日々のケアで荒れ・乾燥を防ぎたい方に向いています。

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屋外・日中の唇ケアに|UVカットタイプ

唇も紫外線の影響を受ける部位です。アウトドアや日中に過ごす時間が長い方は、SPF・PA表示のあるUVカットタイプを選び、こまめに塗り直しましょう。

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リップクリームのメリット・デメリット

毎日の唇ケアにリップクリームを取り入れるメリットと、知っておきたい注意点を整理します。

メリット

  • 手軽にケアできる:気づいたときにサッと塗れる
  • 持ち運びやすい:バッグやポケットに常備できる
  • 目的に合わせて選べる:保湿・予防・UVと種類が豊富
  • コストを抑えやすい:プチプラでも役割を果たすものが多い

デメリット・注意点

  • 合わない成分でピリつくことがある(香料・メントールなど)
  • 横塗りでこすると負担になりやすい
  • 塗っても改善しない荒れもある(医薬品・受診の検討を)
  • 分類を間違えると物足りない(荒れに保湿だけ、など)

塗っても荒れが治らない、ひび割れて痛む、腫れる・出血するといった場合は、市販品で粘らず皮膚科を受診しましょう。


効果を引き出す正しい塗り方

同じリップクリームでも、塗り方で使い心地や満足度が変わります。薬剤師がおすすめする塗り方のコツを紹介します。

  1. 唇の縦ジワに沿って縦方向にやさしく塗る
  2. ゴシゴシ横にこすらず、すべらせるようにのせる
  3. 食事や歯みがきのあと、乾燥を感じたら塗り直す
  4. 乾燥が強い日は夜たっぷり塗って就寝前のケアに
  5. UVタイプはこまめに塗り直すと紫外線対策になる

特に大切なのが**「縦方向にやさしく」**。唇の縦ジワに沿って塗ると、すみずみまでなじみ、摩擦の負担も減らせます。


やりがちなNGな使い方

良かれと思ってやっていることが、逆効果になっていることもあります。よくあるNG習慣をチェックしましょう。

  • 横方向にゴシゴシこする:摩擦で唇の負担になる
  • 唇をなめる・皮をむく:乾燥や荒れを悪化させる
  • 荒れているのに刺激のある成分を使う(メントールなど)
  • 1日に塗りすぎる:こすりすぎはかえって負担に
  • 荒れを放置して市販品だけで粘る:受診が必要なことも

こんな人は唇ケアを見直そう

次のような方は、リップクリームの選び方・使い方を見直すと、唇の調子が変わりやすいです。

  • 毎年同じリップを、状態を考えずに使っている
  • 唇が荒れているのに保湿だけのものを使っている
  • 屋外で過ごすことが多いのにUVケアをしていない
  • 唇をなめる・皮をむくクセがある
  • 塗ってもすぐ乾く、ピリつく気がする

当てはまる方は、まず「今の唇の状態」を見極め、それに合った分類・成分の一本を選ぶことから始めてみましょう。


よくある質問

Q. 「薬用」と書いてあるリップは普通のものと何が違うの?

「薬用」は医薬部外品で、荒れ・乾燥を防ぐ有効成分が配合されています。日常の保湿が目的の化粧品に対し、荒れやすい方の予防を強化したいときに向いています。すでに荒れている場合は医薬品や受診も検討しましょう。

Q. リップクリームは1日に何回塗ってもいいですか?

乾燥を感じたときや食後など、こまめに塗って構いません。ただし横にゴシゴシこするのは摩擦の負担になります。縦方向にやさしく塗るのがポイントです。

Q. 唇の皮がむけるとき、むいてもいいですか?

無理にむくのは避けましょう。出血や荒れの悪化につながります。高保湿タイプでうるおいを保ち、自然に落ち着くのを待つのがおすすめです。改善しない場合は皮膚科に相談を。

Q. 夏でもリップクリームは必要ですか?

必要です。エアコンによる乾燥や紫外線の影響があるため、夏もケアが大切。屋外で過ごすならUVカットタイプを選び、こまめに塗り直しましょう。

Q. 色付きリップでも保湿ケアになりますか?

保湿成分が入っていればケアになりますが、メイク目的のものは保湿力が控えめなこともあります。荒れや強い乾燥が気になるときは、保湿・薬用タイプを併用するのがおすすめです。


まとめ

リップクリームは「いつも同じもの」ではなく、今の唇の状態と分類に合わせて選ぶことが大切です。最後にポイントをおさらいします。

リップクリーム選び・使い方の総まとめ

  • 選ぶ軸は「唇の状態」×「分類(医薬品・医薬部外品・化粧品)」
  • 予防・保湿=化粧品/荒れ予防=薬用/荒れの手当て=医薬品
  • 目的別タイプは高保湿・薬用・UVカットで使い分け
  • 塗り方は縦方向にやさしく・こすらない
  • 荒れが治らない・痛むときは無理せず皮膚科へ
ゆきち薬剤師 ゆきち薬剤師

唇は顔の中でも特に乾燥しやすく、デリケートな部位です。だからこそ「今の状態」に合った一本を選ぶことが大切。予防なら化粧品や薬用、荒れてしまったら医薬品や受診、と切り替えるのがポイントです。高いものを探すより、状態に合ったものを正しく塗ること——これがすこやかな唇への近道です。今日のポイントを参考に、あなたに合う一本を選んでみてくださいね。荒れが続くときは、無理せず皮膚科に相談しましょう。

なつきさん なつきさん

「薬用」と「医薬品」の違い、やっと分かりました!荒れてるときと予防のときで使い分けて、縦方向にやさしく塗るようにします。ありがとうございます!


この記事を書いた人

ゆきち|現役薬剤師(調剤薬局・施設在宅医療担当)/東京薬科大学薬学部卒/日本化粧品検定1級・化粧品成分検定1級取得。「広告ではなく成分という事実で選ぶ」ことの大切さを、薬局の窓口でもブログでも伝えています。

※本記事は医薬品・医薬部外品・化粧品に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の製品の効果・効能を保証するものではありません。医薬品は使用前に添付文書をよく読み、用法・用量を守ってください。唇に異常を感じた場合は使用を中止し、医師・薬剤師にご相談ください。