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スキンケア薬剤師ラボ

現役薬剤師ゆきちの美容・健康ブログ

美容・スキンケア #ドラッグストア 薬剤師 おすすめ#薬剤師 買わない#市販薬 おすすめ

現役薬剤師が正直に教える:ドラッグストアで買って後悔したもの・本当に良かったもの

👩‍⚕️ 薬剤師ゆきち

※広告・PRを含みます

※本記事は情報提供を目的としており、医師・薬剤師への相談の代わりになるものではありません。


「薬剤師さんは何を買わないんですか?」

薬局の窓口に立っていると、患者さんからこんなことをよく聞かれます。

「薬剤師さんって、市販薬とかサプリって自分でも買うんですか?」 「何を買わないって決めてるんですか?」

正直に答えると、けっこう驚かれます。

今日は、薬剤師・化粧品成分検定1級として働く私が「買って後悔したもの」と「本当に良かったもの」を包み隠さず書きます。ブランドの宣伝でも、スポンサードでもなく、あくまで私個人の実体験として。


【後悔】買ったけど続かなかったサプリ・健康食品

コラーゲンドリンク(数種類試しました)

薬剤師になる前——まだ学生のころ、CMで見てコラーゲンドリンクを買っていました。

結論から言うと、今は買っていません。

理由は薬学を学んで知ったことがあるからです。経口摂取したコラーゲンは消化の過程でアミノ酸に分解されます。「コラーゲンとして肌に届く」わけではない。効果がゼロとは言いませんが、値段に見合う確実な効果が期待できるかというと、正直なところ懐疑的です。

その費用を日焼け止め代や、ビタミンCの食事補充に回す方がよっぽど肌にいい、というのが今の私の考えです。

マルチビタミン(食事で摂れているのに無駄に飲んでいた)

20代前半のころ、「とりあえず健康のために」とマルチビタミンを飲んでいた時期があります。

薬剤師になってから気づいたのですが、日本人の一般的な食生活で本当に不足しているビタミンは限られています。鉄・ビタミンD・葉酸あたりは不足しやすいですが、「マルチビタミンを丸ごと飲む」は必要のない栄養素まで摂ることになります。

今は検査で不足が確認されたもの、もしくは食事から摂りにくいビタミンDだけをピンポイントで補っています。

高額な「酵素ドリンク」

これは完全に後悔しています。ダイエット目的で1本3,000円くらいの酵素ドリンクを買った時期がありました。

酵素は体内で作られるもので、飲んで摂取しても消化酵素に分解されます。「特別な酵素が体に吸収される」という仕組みは科学的に成り立ちません。今考えると、あの3,000円を何に使えばよかったか…と思います。


【後悔】スキンケアで失敗したもの

「全成分オーガニック」の洗顔料

成分を勉強する前、「オーガニック=肌にやさしい」と信じていました。

実際に使ってみると、精油・植物エキスがたっぷり入っているオーガニック系の洗顔料で肌が荒れた経験があります。「天然だから安全」は完全な誤解で、天然由来のものでも刺激物・アレルゲンになることはあります。エッセンシャルオイルの一部はむしろ刺激性が高い。

成分検定を勉強してから「シンプルな成分・低刺激」を基準に選ぶようになり、肌荒れがほぼなくなりました。

有名ブランドの高額美容液(成分が微妙だった)

デパコスの有名ブランドの美容液を、かなりがんばって買った時期があります。「高いから良いはず」という思い込みで。

成分表を知識を持って読めるようになってから見返すと、有効成分の含有量が不明で、香料・エタノールが多く、コスパがあまりよくないことに気づきました。

ブランド料・パッケージ料・広告料が価格に含まれているのは仕方ないことですが、それを理解した上で選べばよかったと思っています。今は成分を先に見て、納得してから買うようにしています。

ニキビに効くと思って買った「殺菌系」洗顔

「抗菌・殺菌」を強調したニキビ用洗顔を使っていたことがあります。

確かにニキビ菌(アクネ菌)を殺菌する効果はあるのですが、同時に肌の常在菌のバランスも崩れます。使い続けたら逆に肌荒れしやすくなってしまいました。ニキビは「殺菌一択」ではなく、皮脂コントロール・ターンオーバー促進・バリア機能の維持が大事だと後から学びました。


【後悔】市販薬で選び方を間違えたもの

眠くなる風邪薬を昼間に飲んでいた

これは本当に初歩的な失敗です。学生時代、風邪をひいたときにドラッグストアで「総合感冒薬」を買って昼間に飲んで、授業中に強烈な眠気に襲われました。

第一世代の抗ヒスタミン薬(クロルフェニラミンなど)が入った総合感冒薬は眠気が強く出ます。昼間に飲む場合は「眠くなりにくい成分」のものを選ぶか、単剤で症状別に対応するべきでした。

今は患者さんに「いつ飲みますか?」「車の運転はしますか?」と聞いてから薬を選んでもらうようにしています。

「強そう」という理由でIBプロフェン系を選んでいた

以前は「解熱鎮痛剤はイブプロフェンの方が強いから」という理由で選んでいました。

薬剤師になってから知ったのですが、空腹時に飲むと胃への刺激が強く、私は胃が弱い体質なので胃痛が起きやすかった。アセトアミノフェン(カロナール系)の方が胃への負担が少なく、私の体質には合っていました。「強い=良い」ではなく、自分の体質・状況に合わせた選択が大事でした。


【本当に良かった】今も使い続けているもの

後悔話だけではなく、「これは本物だった」と感じているものも正直に書きます。

ビタミンD サプリ

血液検査でビタミンD不足が判明してから飲み始めました。免疫・骨・メンタルに関わるビタミンDは、日本人の大部分が不足しているといわれています。日光を浴びる時間が少ない生活をしている場合、食事だけで補うのはかなり難しい。

エビデンスがある数少ないサプリのひとつで、実際に飲み始めてから冬に体調を崩す回数が減った実感があります。

ロキソニンSプレミアム(必要な時に)

飲みすぎはよくないですが、どうしてもという痛みのときに使います。

薬剤師として成分を把握した上で「必要なときに適切な量を」という使い方ができるようになった今は、市販の鎮痛剤を怖がりすぎず、かといって乱用もしないバランスが取れるようになりました。

ナイアシンアミド配合の美容液

スキンケアルーティンの記事にも書きましたが、これは本当に長く使い続けています。毛穴・くすみ・皮脂コントロールと、一本で複数の悩みに対応できる成分で、エビデンスも豊富。薬剤師・成分検定視点から見ても、信頼できる成分です。

出典:Amazon

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日焼け止め(毎日必ず)

これはもう「本当に良かった」というより「ずっとやっておけばよかった」の代表格です。

学生時代は日焼け止めをさぼることも多かったのですが、薬剤師になって紫外線のダメージについて学んでから、毎日必ず塗るようになりました。肌の透明感が明らかに違う。シミが増えにくくなった実感があります。

アンチエイジングに一番コスパがいい投資は日焼け止めだと、今でも本気でそう思っています。

出典:Amazon

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薬剤師がドラッグストアで買い物するときの基準

失敗を重ねた結果、今は買い物のときにこれを意識しています。

成分表示を先に見る(価格より先に)

高い=良いは成立しない。パッケージより成分表示を先に読みます。成分名がわからなくてもスマホで調べながら買えます。

「なんとなく健康に良さそう」では買わない

「なんとなく効きそう」というサプリや食品は買わないと決めています。「何が不足しているか」「それを補うのに適した方法は何か」を考えてから選びます。

続けられる価格帯を選ぶ

良い習慣も続かなければ意味がない。無理なく続けられる価格のものを選びます。高級スキンケアを3ヶ月で止めるより、プチプラを毎日続ける方が肌には絶対いい。

薬は「症状に合ったもの」を選ぶ

「これが効きそう」ではなく「この症状にはこの成分」で選びます。迷ったら薬局でそのまま薬剤師に聞いてください。それが一番早いです。


まとめ

後悔したものを振り返ると、共通点があります。

  • 「高いから良いはず」という思い込みで買ったもの
  • 「なんとなく体に良さそう」という曖昧な理由で買ったもの
  • 「成分ではなく広告・パッケージ」で選んだもの

薬剤師として成分や薬理を学んでから、買い物の仕方が大きく変わりました。専門知識がなくても、「これは何のために飲む・塗るのか」を一度立ち止まって考えるだけで、無駄な出費がぐっと減ると思います。

「薬剤師に聞く」のが最も確実です。処方箋がなくてもドラッグストアの薬剤師に気軽に相談してください。そのための仕事をしているので、遠慮しなくて大丈夫です。


この記事を書いた人

ゆきち|現役薬剤師(調剤薬局・施設在宅医療担当)/東京薬科大学薬学部卒/日本化粧品検定1級・化粧品成分検定1級取得。「知識を持った上で選ぶ」ことの大切さを、窓口でも・ブログでも伝え続けています。